アウルボーイの日記

カシワギマサルを主人公に、武道場の建設経過を書いて来ました。

カン・ソンシさんは日本人だった-7(不定期の旅客運搬業)

榊原修二(カン・ソンシ)は家族3人で深圳と香港マカオの真ん中付近の漁村に移住し、ショウ・ボッツ船長のクルーザーで海上旅客運搬業の手伝いをしながら、免許を取ったりノウハウを将来の夢のために教わっていた。 ユウリンさんは漁村で、生まれて初めて肉…

カン・ソンシさんは日本人だった-6(東シナ海は深った)

元取締役キンはフェリー乗り場で検問に会い、拘束されたようだ。殺人教唆の罪だが中国本土とは協定が無いので、引き渡す必要が無いと言う判断で、近いうちに釈放されそうだという情報が入った。 実行犯を引き取ったのが今朝なので、香港から離れずにチョウさ…

カン・ソンシさんは日本人だった-5(社長夫妻が襲われる)

社長即死 奥さん重症 カン社長夫妻は、一階の寝室に忍び込んでいた賊に、先に戻った社長が浴室に行こうとしているところを後ろから一突きで倒された。 気配で奥さんが洗面所から顔を出して賊に気づかれ振り向きざま、刃物を後ろに突き出され避けきれずにわき…

カン・ソンシさんは日本人だった-4(婚約の報告)

7年ぶりの帰郷 東京と横浜の契約は、単価の見直しも快く了諾してもらい、大阪の商社の件は噂で流れていた様だ。 ほぼ正当な取引で、契約続行を確認して長野の実家に向かう。 榊原さんが深圳大学に留学するときから、しばらく帰国できないことを話していたが…

カン・ソンシさんは日本人だった-3(婚約者とビジネス旅行)

大阪の取引に引導 大阪は馴染みがなく、他国のような疎外感があったが、商売なので丁重に名刺を出して挨拶した。当然中国語で話したが、日本人と気付かないようだ。 大阪梅田の繁華街から少し入った、10階建てのビル2フロアーを使った中堅の商社だが、なん…